精神的やすらぎやそこにいて楽しくなる空間。それは私の場合、登山用品店(アウトドアグッズ用品店)やホームセンターがそれにあたります(東急ハンズみたいなお店も)。そんなところで入手したお気に入りの製品を紹介してみたいと思います。
特には100円ショップや意外な場所で素晴らしい製品に出会うこともあります。


▼ガスコンロ(ストーブ)類

丁寧な作りでコンパクトな逸品で、もう作られていないのが惜しまれます■ZIPPOブランドでかつて日本の興栄工業さんが作っていた登山用の小型ストーブ。名刺程度の大きさのケースにコンパクトに収納されたスグレモノの愛用品。

多くの山行で愛用■使用の際は組み立てて使うが小型で高性能

韓国製のアダプター■韓国製のアダプター。香港の登山用品店で購入。使用にあたっては自己責任となるが、今迄自分も友人もあぶない目には一度もあっていない。

専用ガスボンベがなくてもカセットコンロのガスが使用できる。■登山用ガスストーブにアダプターを装着。カセットコンロが使えるようになる。安定度も増す。冬山では寒冷地用のカセットコンロガスを使用している。

■このコンパクトさは荷物の多い山行ではありがたい。

■こちらは日本製のアダプター。

■カセットコンロ用のガスを登山用の専用ボンベに移しかえられる。当然自己責任の世界。

■ユニフレーム(UNIFLAME)さんのハンディガスヒーター。ロングセラーで重宝しています。特に2本のカセットコンロ用ガス使用で長時間(10時間)の使用が可能なほか、燃焼熱をカセットガスに伝えるシステムで氷点下のなかでも暖房を可能にしています。

●屋久島などの島嶼の山や海外の山に行くとき、当然飛行機にはガスボンベは持ち込めません。屋久島の場合、空港でも登山用の専用ガスボンベは売っていましたが、やはりどこでも気軽に入手できる一般向けのカセットコンロ用ガスボンベは魅力的です。
●このカセットコンロ用ガスボンベの規格は日本独自のものですが、香港、台湾、コタキナバルでも同規格のボンベがスーパー等で購入できました。他の海外でも入手可能なところは多いのではないでしょうか。

ページの先頭へ

▼冷蔵庫の問題
 家出カーの旅では食料の保管の問題があります。冷蔵庫や保冷ボックス、クーラーボックスが必需品となります。肉や鮮魚類の保管用としてはもちろん、夏の旅には特にキンキンに冷えたビール(発泡酒)が欠かせませんね。

瓶ビール大瓶がたてたまま冷やせます。氷も作れます。■長年愛用している冷蔵庫です。カセットコンロ用ガス、車の12V電源、家庭用のAC100V電源の3種が使え、自宅ではワインクーラーやビール専用冷蔵庫として使っています。難点は重たいことと、車の中ではかなりの場所をとります。大きなキャンピングカーであれば問題ないのでしょうが。

カセットコンロ用のガスは本当に使い道がたくさんありますね■車ではエンジン停止中では電源は使えませんので、このカセットコンロ式が威力を発揮します。イワタニさんの製品でもう相当長く使っています。現行モデルはもっと洗練されたデザインで容量も大きくなっていると思います。

ごく普通の発泡スチロールの箱ですが、最近はもっぱらこれを愛用■場所や重量、お手軽さから最近はこれ、ただの発泡の箱で魚市場やスーパーで無料でいただいたものです。最近の大きなスーパーではお魚などを買った時に保冷用の氷がもらえるので、これに氷を入れて使っています。この箱が2つほどあればかなり使えます。

ページの先頭へ

▼調理道具
 山岳部(山学部)ではスプーンや箸などを武器、食器はゲロと呼ぶことを教わりました。武器やゲロ以外にもお気に入りの調理道具関係をここでは紹介していきます。

牛乳やジュースの紙パック、結構使えます■使い捨てのまな板。山では新聞紙や薄手のベニヤ板、プラスチック板がまな板でしたが、最近はもっぱら牛乳パック(ジュース類などの四角柱のパック)を愛用しています。

でっぱった所はカットして使用しています■だいたい1回の食事の時で使い捨て。お酒の大きなパックなら大きなまな板にもなりますね。

捨てる時は焚き火のたき付け用に利用できます■この紙パックはロウでコーティングしてあり、これを短冊状にカットしたものは焚き火の際の火付けなどにも重宝します。

自炊の旅には必携道具■オピネルナイフ。切れ味が魅力です。最初は鋼のオピネルナイフを使っていまいしたが、さびやすい欠点(それが切れ味)のためステンレスの製品に変えました。長年の愛用品です。オピネルナイフの上は貝印さんの関孫六・刺身包丁。食いしん坊の旅には双方とも必需品です。

ページの先頭へ

▼恐るべし!100円ショップ・グッズ
 100円ショップ(いわゆる100圴)には、なかなかあなどれないスグレモノを時折発見することがある。

充電器■ニッケル水素の充電用電池(単3、単4専用)の充電器。単4の750mAh電池で約6.5時間、単3の1300mAhで約11.5時間、同1800mAhで約16時間と決して充電時間は高速ではないものの、なにせ105円では十分ではないだろうか。セリアで購入。

ラジオ用などに使っています■単4の750mAhニッケル水素の充電用電池。単3は1300mAhで共に1本105円。後方は単3や単4電池を単2や単1電池として使うアダプター。これも重宝します。セリアで購入。

カバンに1つ、自転車にも1つ装着しています。■LEDのミニライト。単4を3本使います。LEDは3個で明るさはさほどではありませんが十分使えます。キャンドゥで購入。ところが最近同じ100円ショップのミートさんで9個のLEDが使われているものを発見。脱帽です。

電池がいらず重宝します。ダイソー以外ではお店によって同種のものを600円から1000円近くで販売していました。■充電ライト。手で握ったり離したりを繰り返し自分で充電させるタイプのLEDライト。これが105円とは驚きです。ダイソーで購入。「家出カー」のコーナーでも紹介しています。

ページの先頭へ

▼時代は「LED」!
 家庭用照明器具や自動車関係までLEDの普及がめざましい。アウトドア関係もしかりだ。このたびの東日本大震災の影響で懐中電灯などの普及が一気に進んだと思われるが、その中でもLED製品は消費電力などの観点からも筆頭格。ここではLEDフラッシュライトのいくつかを紹介していきます。

■左から14球、9球、3球
いずれも単4電池を3本使用するタイプ。
左からL-Breathで購入した14球タイプ(990円)、
真ん中はホームセンター・コーナンで購入の9球タイプ(498円)、
そしてキャンドゥさんの3球タイプ(105円)。

■さすがに14球は明るい!
自転車のライトとして使用するには3球では力不足で、最低9球は欲しいところ。
しかし3球も枕元においたり、バッグにしのばせておくには手頃か。明るさの違いは歴然!

■洗濯用ピンチを活用。
洗濯用ピンチはグリップ力やデザインも含め様々なものが100円ショップで売られていますね。
家出カーで室内用として、これらLED電灯を使えるように天井にはわせたバーに洗濯用の
ピンチを使い(2つのピンチを1つにしたものを自作)LED電灯をグリップ。
ピンチがグリップ力の強いものがベターです。

ページの先頭へ


■9 LED TRIPOD LIGHT。アキバのじゃんぱらで500円で購入。おなじみの9 LED にカメラの三脚用のネジ穴をつけた優れもの。抵抗も有り。


■三脚も100円ショップで売られているものよりやや大きめで360°の回転が可能なピボットボール式。6角レンチで分解できました。


■ダイソーで購入したスチールクランプに雲台部分を取り付けました。赤いビニールの下にちょうど手ごろな穴もありました。


■車の中のスポットライトとして使用します。

*それぞれ画像をクリックすると大きく表示されます。

ページの先頭へ

▼鍋や釜、自炊の旅では必需品です。

画像をクリックすると大きく表示されます。

■キャンプでごはん(もどき)
車のところでも紹介しましたかつてイワタニプリムスさんが出していた「キャンプでごはん」という商品をまねたものです。新品のプロパンガス用の炊飯器を登山用のガスで使用します。ポイントはガスボンベ上部のアダプター(ドイツ製)で「つめかえ君」のALVAさんの製品です。
もちろんガスカートリッジの中味も「つめかえ君」でカセットコンロ用ガスボンベからつめかえています。
ご飯を炊いてアツアツのご飯でぶり丼、マグロの中落ち丼、市場を巡る旅には欠かせません。
朝、多めにご飯を炊いておにぎりをつくりお昼ご飯にもします。
やはりご飯はガスで炊くのが一番美味しいです!

■圧力鍋
娘が大学に進学し一人暮らしを始めた頃、この圧力鍋を購入しプレゼントしたことがあります。娘の友人の間でしばらくして圧力鍋ブームがおきたそうです。
独身時代からずっと使っていて便利だと思っていた圧力鍋ですが、家庭用のみならず旅にも重宝します!
何せ燃料費が節約できる、短時間でお料理が作れる。特に豆類やすじ肉、大根など、圧力鍋を使えば短時間で柔らかく作れます。そして車の旅では鍋に残っていると移動中こぼれるという心配がありますが、この圧力鍋なら蓋がしっかりしているので心配いりません。
写真は娘の友人が大学を卒業し、不要になったという圧力鍋を貰ってきたものです。

■アルミ鍋。
独身時代最も憧れていたのは寸胴の鍋でした。
写真の寸胴鍋はブータンのザブジ・マーケットで購入(1996年)したアルミの鍋とお玉類で、手作りなのでしょう、お玉類は叩いて成形した跡がそのまま残っており、鍋の蓋は中心から少しずれたところについていました。この味わい深い鍋とお玉類は今も現役で使っております。

■チタン鍋
これまた昔からの憧れの調理道具の一つでしたが、たまたま安価で入手でき10年程使用しています。チャーハンはこれで決まりですね!

ページの先頭へ

▼ステンレス・コンテナ、弁当箱。

画像をクリックすると大きく表示されます。


■タイの老舗ZEBRAのステンレス製フードキャリー(お弁当箱)で、もう20年以上使っています。
汁物などはちょうどこれに合うタッパーウエアもどきを100円ショップで見付け、中に収納する形で’使っています。ZEBRAの製品は日本でも買えますが、やはり現地タイで、貰ってもあげても喜ばれます。


■こちらもフードキャリーですが駅弁です。台湾鉄道の駅弁でその容器(ステンレス製)が駅弁を食べたあともたいへん重宝する優れものです。この2種は京王百貨店の全国駅弁大会に出品されていたものです(近年出品が見られないのが残念)。


■この台湾の駅弁は懐旧弁当と呼ばれ台北駅(台北站)の鉄道関連グッズ店「台鉄本舗」で娘がおみやげに買って来てくれたものです(中味なし)。ブログでも紹介したコンテナとしても鍋としても利用できるお気に入りです。