■ボンゴのポップアップルーフの電動方式と違い手動ですが、テント部(ポップアップルーフ)収納時は全高2M弱で、高さ制限のある立体駐車場の使用が可能なことや、ポップアップルーフへの昇降口が前と後2ヵ所に(ダブルサンルーフ仕様車をベースにしているため)設けられ、一人が就寝中でももう一人の昇降が可能(夜中のトイレなどにいいですね)なことなどを理由に選びました。
■ボンゴは4WDはディーゼルのみでしたがガソリン車では4WDはホンダさんのみ、ABSも雪道ではその威力をよく発揮します。
大きなキャンピングカーと違い小回りが効くことも魅力です。
「食う」「寝る」「移動する」旅の重要な部分をこなしてくれます。

■これまで1998年に新車で購入して以降、大きな修理や部品交換といえば
2010年2月、ラジエーター交換(社外品新品を購入し、いつも車検をお願いしているガソリンスタンドで交換をお願い致しました。ディーラーだと3倍近い見積もりでした)。
2010年5月、フロントのスタビライザーのブッシュ交換
2011年4月、エアコンのコンプレッサー交換及びアイドルアップのベアリング交換
(このアイドルアップのベアリングの異音、いつも車検をお願いしているガソリンスタンドの整備士さんは発見できず、逆にもう十分走った車だからと廃車をすすめられました、近所の電装関係に詳しいおじさんが相談に乗ってくれ、おじさんの持ってた聴診器でトラブル個所を発見し、2人でエアコンも交換しました。結局エアコン本体の故障ではありませんでしたが、ついでにエアコンもリビルド品に交換しました)。
2012年8月、走行距離が27万キロを超える。
2012年9月、ショックアブソーバー(13万キロ近く走行の中古品)とリア・ロアアームのブッシュを交換。
2013年12月、走行距離が30万キロを超えました。
2014年8月、走行距離が31万キロを超える。

2015年4月、走行距離が32万キロを超える。
2015年5月、2年に一度の車検です。今回から重量税が32,800円から43,200円になりました。この国は物を大切にすることに冷たい国とヒシヒシと感じました。この車よりも燃費の悪い車(一部ですが)がエコカーとして減税されている矛盾、おばかな国です。
などと、税制の不満を言ってたらバチが当たったのでしょうか?車検終了後の走行中、異音が。特に走り出しの際にいかにも危ない音がします。車検前はこんな音しなかったのにどうしてでしょう?とさっそく車を差し戻し。フロントドライブシャフト左右とも交換とあいなりました。まあ旅先での故障でなかったことを感謝しましょう。
2015年10月、フュエールポンプが故障(走行距離332,555km)、ホースも交換。燃料タンクそのものも交換の可能性も有りと脅されましたが、こちらはセーフでした。雪国や融雪剤の撒かれた道路を走った後は車の底も洗車し注意を払っていたのが報われたのでしょうか?いずれにせよ自宅駐車場での突然エンジンかからずのトラブルで旅先でなかったことに感謝です。
2015年11月、走行距離が33万3333キロとなりました。
33万3333kmの走行、お疲れさん!とねぎらいと感謝もつかの間。突然エンジンがかからなくなりました。バッテリーも10月に交換、燃料ポンプも修繕したばかりで途方にくれてしまいました。診断の結果はディストリビューターとプラグの交換。
2015年12月、ラジエーターの液(クーラント)の漏れが目立ち、ラジエーター自身の損傷ではなく他との接合部分からの液漏れと見られ和光ケミカルのRadiator Stop Leakを投入。漏れ具合が小さくなりましたが、その後もこまめにクーラントの予備タンクの分量をチェックするようにしました。

2016年3月、エンジンオイル漏れに対応するためシュラスター・ループ・エンジンストップリークをオイル交換に併せ投入(337,050km)。
2016年5月、前年5月、10月、11月の受難のあと長距離の旅に不安をかかえていましたが年末年始の東京から北陸、山陰の旅、ゴールデンウィークの九州、山陰の旅(往復2000キロ)も無事にこなしました。クーラントの液漏れ、エンジンオイル漏れも完全に止まったわけではありませんが注視を続けています(341,793km)。
2016年8月、エンジンオイル漏れ対策でシリンダー・ヘッドカバーガスケットを交換(345,178km)。

2016年11月、走行距離が35万キロを超えました。

2016年12月末〜2017年1月初めの年末年始、しまなみ海道から四国、淡路島、大阪と1829kmを走りました。この旅でエンジンと足回りに不調を特に感じるようになりました(353,7802km)。

2017年4月23日、大型ショッピングセンターの駐車場で動かなくなり3度目のレッカーです。後日、燃料ポンプが原因(これで2度目)と判明しましたが足回りを含めかなり修繕費がかかる見込みのため廃車を決意しました。これまで355,345km、たくさんの思い出をありがとうございました。

2017年5月、ついに廃車となりました。家族を一人失ったように寂しい気持ちです。

▼ルーフテントと一工夫(画像をクリックすると拡大でご覧に慣れます)

ポップアップルーフ中央口■中央のポップアップループ口。ルーフと引き戸のスペースを利用しマットなどを収納しています。

ポップアップルーフ中央口を開きルーフを上げる。■大きな入り口ですが、実際には入り口として使用するより、寝袋などを搬入する入り口として使っています。車内で調理中のときは換気口としての役目も果たしています。

前方側の入り口。■ちょうど運転席、助手席側にある前方の入り口です。太目の方には少し辛いかも(せまい)。しかし夜中はトイレに重宝。

ルーフテント前方内部■ルーフテントの前に100円ショップで購入したメッシュの袋を装着してみました。この下が前方入り口なので枕元などに時計などを置いた場合、出入りの際に落ちたり邪魔になるので、このメッシュの袋を小物入れとして使用します。

●ポップアップルーフ型のキャンピングカーの欠点は上で寝ていると外の音が結構聞こえます(テントですからね)。大型トラックがエンジンをかけたまま停車しているような道の駅などでのP泊には難がありますので静かな場所向きといえます。
●一方で湖畔や川縁でP泊していると、そよ風がそよそよそよと入ってきて、まことに心地よく、欠点は長所でもあります。前方と両サイドはメッシュ構造になっています。
■ちなみにテント部分の材質ですが、ボンゴとは違うようですね。フィールドデッキはウエットスーツなどで利用するネオプレーンゴム製で、保温、防水、破れなどに強い特徴があります。これまでマイナス20度の寒い場所での車中泊も問題ありませんでした(もちろん寝袋はダウン)。

▼電気の問題。
 車は走行中はあまり問題ありませんが、停車中の電気をどうするかを考えねばなりません。
 サブバッテリーです(画像をクリックすると拡大でご覧に慣れます)。

アイソレーターとインバーター■アイソレーターやインバーター、サブバッテリーを運転席と助手席の間に配置変えしました。

CELLSTARさんのアイソレーター■走行中はサブバッテリーに充電。停車中はサブバッテリーからの電気を導き出してくれます。

■車内で食事などをする場合の灯りをGENTOSのLEDランタンをメインとしました。左右につり下げるような形で使用しています。百円ショップなどで購入したLEDライトも補助ライトとして使用しています。いずれも充電可能な乾電池で使用しています。

■GENTOSのランタンは280と300ルーメンのものを使用していますが屋外でも活躍してくれます。最近は600ルーメンなんていうのも見かけますね。昔はコールマンのホワイトガソリンのランタンを使用していましたが、安全性と簡単なことを考えればLEDランタンは重宝します。

▼内装を家出カー仕様にカスタマイズ。トイレ以外は全て揃えました(画像をクリックすると拡大でご覧に慣れます)。

■ペーパーホルダーはこの円柱に差し込みことで回転と転落防止に、フードキャリアはDVDスピンドルのケースを活用し転倒防止の収納に。

■テーブルはもちろんすのこですが、カップ類をはめ込める穴もあけてあります。

■車内後方にクラーボックスの大と中(10リットルの小型のクーラーボックスは運転席と助手席の足下の間に)の他、シンクなどを積載しています。棚は洗濯機の捨てる予定だったランドリーラック(洗濯機回りの棚ですね)やベビーベッドの柵を活用しました。

■ランドリーラックとベビーベッドの柵です。天井裏にあるのはテーブル用のすのこです。

▼日除けと火気について(画像をクリックすると拡大でご覧に慣れます)。

自作の横窓用日除け■現在借りている駐車場の日差しが特に左側に強くっ仕込むので左フロントウィンドウの日差しよけを自作しました。フロントガラスは既製品。左右の窓用は車種に合わせたものも売っていますが、もうこの車種のはありませんね。

自作の横窓用日除け■裏側はこうなっています。はい、お酒の箱に百円ショップで売っているシートを貼っただけのものです。この一升瓶の箱が適当な堅さと厚み、そして折れ目の位置が最適なんです。

カセットコンロの2バーナー■どこでも手に入るカセットコンロは便利です。冬などは寒冷地仕様のカセットボンベを使用しています。鍋はかつては登山用のアルミ製を使っていましたが今は南部鉄器の鍋です。
換気のため上のポップアップループを上げ、またガス台背面には天ぷらガードを使用し車内での火気取扱には細心の注意をはらいます。

ご飯はガスで■炊飯はガス炊飯が一番美味しいと思っています。かつて「キャンプでごはん!」というイワタニさんの名機がありました。廃盤となり今は手に入りませんが同様のものをそろえてみました。プロパンガス用の炊飯器に登山用ガスをプロパンとして使えるアダプターを利用します。自己責任ですがスグレモノです。ドイツ製でALBAさんで購入しました。

▼車外での食事も楽しもう。
雨の日や駐車場では車内での食事となりますが、景色のいい浜辺やキャンプ場などでは車外でテーブルを広げてリッチな食事をとりたいですよね。富山県や滋賀県のある花火大会では車の横にテーブルと椅子を出し、花火大会を楽しみながら食事をとることもできました。また新潟の日本海沿いでは夕陽を眺めながら食事をとるといった贅沢なひと時も味わえました(画像をクリックすると拡大でご覧に慣れます)。

前列シートの背面にテーブルなどを収納■折りたたみ式のアルミテーブル、サイドテーブル用の脚、ゴザ、傘、のこぎり、三脚などを前列座席後方に収納しています。

テーブルとサイドテーブル用の脚。■20年以上使用しているアルミの折りたたみテーブルです。最近はホームセンターなどで格安で売られているので、持っているもので十分ながら欲しくなってくる誘惑と戦っています。

テーブルとサイドテーブルを準備■テーブルは高さ調整も可能です。サイドテーブル用の脚はもともとはコールマンのツーバーナー用として使っていたものです。

テーブル、サイドテーブル、椅子■テーブルにはやはり旅先で購入したテーブルカバー。サイドテーブルはスノコを活用。椅子はこれまた長年愛用のマクラーレン・ガタパウト・チェア。テーブル同様20年以上使っています。ところどころ焚き火の火の粉で小さな穴があいてしまっていますが。

家出カー後方

リアドアにタオル掛けを装着しています。

カーサイドタープ

LOGOSさんのパネルLINKタープ250を利用してサイドオーニングとして利用しています。

水回り

シンクはサンレイユさんの組立式(シンク容量 16.8L)を利用しています。軽く組み立ても容易で重宝、贔屓にしているコーナンさんで購入しました。

食器など

なるべくプラスチックなどの食器類は使わず、旅先で購入した器などをトランクに入れ車に積載しています。

 ■走行距離が30万キロを超えました。


 ■走行距離が33万3,333キロとなりました。

 ■走行距離が35万キロを超えました。